エコシルフィに関するご質問
冬、室内の天井付近は暑くて、足元は寒いですよね。照明器具のランプを交換する時に、天井付近が暑く汗を流して交換した経験はありませんか?
また、お風呂の湯加減をみるとき、湯船に手を入れてみただけではわかりませんよね。空気も水も温度が高いものは上昇して、温度の低いものは底に滞留します。
暖房している部屋であれば、暖気は天井付近に溜まっています。天井面に小型のファンを取付け天井付近の暖気を、床面に向かって拡散しない直線的な風向きで連続的に降ろすシステムがエコシルフィです。
そうしますと、床面の温度が上昇して膝から下がホワッと暖かくなります。天井付近の暖気を有効に活用しますのでエアコンの設定温度を下げても、顔付近と膝から下の温度が同じようになり非常に過し易くなります。
また、エアコンの設定温度を下げますから電気代の節約にもつながります。
天井付近の無駄なエネルギーを床面に移動できるシステムで非常に効率的です。
冷房の場合も、設定温度を下げなくても、十分な冷房効果が得られるようになります。
平成13年度の省エネ大賞を受賞した商品です。
エコシルフィって? エコシルフィ概要ページへサーキュレータは、付近の空気を撹拌はするようですが、空気を床付近まで移動できないこともあるようです。
プロペラファンについては、風が拡散して降りてきて座っていると気になり不快感が出たりします。また、机上の書類・タバコの吸殻が飛んだりするようです。
照明器具の下部に取り付くため、プロペラが回転するたびにちらつき障害がでます。
エコシルフィは、心地よい微風で部屋全体に対流を発生させて快適な温度環境をつくるシステムです。
ご家庭では、扇風機を天井に向けて運転していることがあるようです。これも一つの方法で効果が期待できると思います。
扇風機は羽の構造により周りの空気は撹拌されますが、部屋全体の対流はできません。エコシルフィの強制対流との違いはここにあります。
また、風が気になったり、広さが大きくなればなるほど、利便性にかける面があり実用的ではないと思います。
ファンはDC12Vの仕様です。
連続運転で7万時間耐用(周囲温度 20度)・約8年となっております。
塩害地域、高温多湿地域、薬品使用等の条件で違いが出ますが、概ね10年程度はあります。
100Vのファンと直流(DC12V)のファンを比較すると、回転数が高い直流のほうが能力も高く風量もあります。100Vのファンは構造上の絶縁階級は高く、コストも割高です。
直流は、交流に比べて非常に軽量であり、消費電力も小さくコストも安くできます。
消費電力は、80型:2.4W、120型:7.5W、130型:7W、170型:13Wと100Vに比べ省エネになっています。
よって100Vから直流に変換する電源装置が必要となります。
設置する部屋の環境(塩害地域、高温多湿場所、換気が不十分で熱がこもる場所、等)で違いがでます。
通常事務所内での使用であれば、一般の家庭電化製品と同じくらいの寿命があります。
但し、電源装置の上にモノを置かないとか、放熱対策を十分にしてご使用してください。
使用電圧によって違いますが、大体33dB~45dB程度です。
≪参考≫
- 大声での会話・・・70~80dB
- 電話のベル・・・50~70dB
- こおろぎの最大音・・・40~50dB
- 換気扇・・・40~50dB
- エアコン(天井埋め込み)・・・35~40dB
- ささやき声・・・30dB
床付近の風速は0.1m/s程度の微風なので、ホコリを舞い上げることはありません。
本当に細かいチリやタバコの煙がファンやボディに付着することはありますが、年1回程度の清掃で済みます。
冷房時の環境は、座る場所によって暑い寒いがあるようです。
エアコンの風が程よいところは快適に過ごせますが、デッドスペース、風が直接あたるところは冷えすぎて具合が悪くなります。
暑い人は、我慢できずに設定温度を下げてしまいます。そうすると、ちょうど良い人、寒かった人がますます冷え過ぎて調子が悪くなります。
こういった現象を水平の温度ムラと表現しています。
暖房時のように、天井付近と床面との温度差はありません。直接エアコンの風が当たるところとそうでない場所の差が生じます。
夏場の冷房で体を冷やされることで、秋口に入ってから心身両方面で不調を訴える人が増えているようです。
エコシルフィを運転しますと、床付近に滞留している冷気を上に持ち上げ、それらと付近の空気が調和して温度が下がります。
エコシルフィによる強制対流で全体的に空気の流れが発生し、顔とか肌に触れ体感温度を下げて設定温度を27℃にしても冷涼感が得られます。
足元が冷え過ぎず快適な環境ができ、女性の多い職場には最適です。
エコシルフィを運転しますと、室内の空気が強制対流により全体的に移動して換気扇まで移動して室外に排出されます。
給気・排気のバランスを良くすると効率的な換気ができます。
24時間換気の部屋でも同様です。
床暖房は、暖房環境では最適な方法だといわれておりますが、反面初期投資が多大になるとか、維持費が掛かりすぎるとか問題があります。
要するに、設置するにはお金が必要なわけであります。
エコシルフィの設置費用・維持費は、床暖房に比べ格安であり、施工も簡単で日数もかかりません。
- ①温度ムラの解消で快適環境が創れる直線的な微風が室内の温度ムラを解消!
- ②省エネ効果が20~30%エコシルフィON・OFF時の省エネデータ比較
- ③エアコン能力を20%削減しても冷暖房効果は同じエコシルフィON・OFF時の温度データ
- ④結露防止、カビ防止効果結露発生のメカニズム【PDF】
- ⑤排気効率の向上
- ⑥冷暖房、中間期共、年中使える
- ⑦エアカーテン的効果
- ⑧会議中眠気がおきない
- ⑨空気が澱まなく、さわやかな環境になる
施工全般に関するご質問
エコシルフィを適当に取り付けても効果は出ません。
設置する環境において、エコシルフィの効果を発揮できるレイアウトを考えて設置するノウハウが、特許になっています。
これらを十分理解したうえで代理店の契約をしていただき、エコシルフィの取り付けから調整・フォローまで代理店が責任施工をするシステムとなっていますので、メーカー及び代理店から製品だけを販売することはできませんのでご了承ください。
但し、家庭用のもくもく型は単体で使用できますのでご購入いただけます。
高い湿度でのご使用の場合は、100Vの特注品があります。
仕様 AC100V 40W
エコシルフィF-170型に組み込みできます。(接地工事が必要です)
コントローラ1台で、ファン3台まで速度の調整ができます。
ご採用機種・建物用途・稼働日数・稼働時間で異なりますが、概算で事務所ですと7年から8年かかります。
24時間営業の店舗で、1年から2年が目安です。
エアコンにおいて通常選定能力から20%ダウンした機種を設置されますと、エアコンの初期投資が抑えられると共に、電気基本料金・使用料金の削減ができエコシルフィの費用が捻出できます。
代理店がエコシルフィの設計・施工・調整・フォローまでを責任を持って行なっております。
温度ムラを解消していくらのシステムとなっておりますので、ご希望であれば最寄りの代理店をご紹介させていただきます。
また、価格はオープン価格となっております。
その他のご質問
サーキュレータ、プロペラファン(シーリングファン)、等ですが、最近いろいろな製品がでているのが現状です。
設置ノウハウが特許になっていますので、室内の空気を動かすことはこの特許に抵触することになります。
エコシルフィの特徴は、エアコンの設定温度を調整することにより、電気代等のランニングコストが削減されます。
≪暖房時≫
エアコン設定温度を26℃でエアコンのみの運転から、エコシルフィを運転し設定を22℃に下げて運転しても床付近の温度は上昇して快適にます。
この温度差4℃が省エネになります。(1℃下げると5%の省エネ)
≪冷房時≫
エアコン設定温度を24℃でエアコンのみの運転から、エコシルフィを運転し設定を27℃に上げて運転すると、暑い寒いが解消され快適に過ごせます。
この温度差3℃が省エネになります。(1℃上げると10%の省エネ)
参考:CO2削減量(エコシルフィを運転して20%の電気代を省エネした時)
場所/条件 | 設置面積 | CO2原単位 (kg-CO2/㎡年) |
暖冷房比率(%9) | 削減率(%) | 削減CO2量(ton/年) |
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事務所 | 300 | 88 | 38 | 20 | 2.0 |
店舗 | 300 | 138 | 40 | 20 | 3.3 |
省エネルギー技術ハンドブック(ビル編より)
H14版(財)省エネルギーセンター